ファモチジン投与によりパーキンソン症状の出現した本態性振戦の１例

• 勝又 聡美

  太田熱海病院脳神経センター神経内科

• 水野 聡子

  太田熱海病院脳神経センター神経内科

• 白田 明子

  太田熱海病院脳神経センター神経内科

• 山根 清美

  太田熱海病院脳神経センター神経内科

書誌事項

タイトル別名

• Famotidine induced parkinsonism in a case of essential tremor.
• コンゲツ ノ ショウレイ ファモチジン トウヨ ニ ヨリ パーキンソン ショウジョウ ノ シュツゲン シタ ホンタイセイシンセン ノ 1レイ

抄録

症例は70歳,女性. 20歳頃より両手指の姿勢時振戦を認め,悪化傾向なく経過していた. 65歳より近医でパーキンソン病としてL-DOPAを投与されていたが,振戦以外の症状は認められず, 1999年にL-DOPA中止後も症状の増悪は認められなかったため,本態性振戦と診断された. 2000年2月よりファモチジンの内服を開始したところ, 3月頃よりパーキンソン症状が出現した.ファモチジンが薬剤性パーキンソニズムの原因になり得るかどうか,今後の臨床的観察が必要と考え,症例を報告した.

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 91 (1), 456-458, 2002

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• Parkinson's disease
• essential tremor
• famotidine
• parkinsonism

詳細情報

• CRID: 1390282681419569536
• NII論文ID: 10008546677
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.91.456
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• NDL書誌ID: 025074090
• PubMed: 11925958
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025074090
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/91/1/91_1_456/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2002248348
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可