虚血性腸疾患手術症例の臨床的検討 : 手術適応の早期決定をめざして Clinical Features of Operated Isehemic Lesions of the Intestine

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抄録

過去10年間に経験した虚血性腸疾患手術症例8例の臨床的特徴と治療経過, 成績について検討した。結果 : 3例は待機手術, 5例は緊急手術が施行された。平均年齢は73.4歳で, 男女比は1 : 1であった。疾患別では虚血性腸炎5例, 上腸間膜動脈閉塞症3例で, おのおのの平均年齢は70.8, 77.3であった。入院時SIRSスコアーの平均は2.75で緊急手術例の平均は3.6であった。7例に基礎疾患を認めたがほとんど心疾患で, 術後合併症は3例に脳梗塞がみられた。待機手術例のうちSIRSが持続していた1例は診断が遅れ, 汎発性腹膜炎となり, 小腸大量切除となった。予後は全例良好であったが, 救命のためエンドトキシン吸着が3例に施行された。高齢者の腹痛では常に本症を念頭に置き, 積極的にCTや血管造影等の検査を施行し早期診断に務めるべきである。この際手術適応決定にSIRSの有無は重要である。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌

    日本外科系連合学会誌 26(2), 229-234, 2001-04-30

    日本外科系連合学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008562163
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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