大腸癌多発症例の検討 Studies on Multiple Colorectal Cancer

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抄録

近年大腸多発癌症例は増加している。最近13年間に当科で経験した大腸多発癌39症例 (同時性29症例, 異時性6症例, 同時性かつ異時性4症例) について, 同期間の単発癌490症例 (対照) と比較検討した。多発癌の病変数は計93病変で, 占居部位は直腸 (28.0%), S状結腸 (37.6%) に多く, その分布は対照とほぼ同様であった。組織学的壁深達度は同時性の第1癌では対照と同じくse (a2) が多かったが, 第2癌ではm, smの早期癌を24病変 (64.9%) と多く認めた。組織型は高分化型腺癌が多く, 多発癌症例において腺腫の合併頻度が高かった。5年生存率は, 多発癌79.4%, 対照67.7%で差を認めなかったが, 異時性多発癌症例の, 第2病変の手術は平均5年6ヵ月後に施行されており, 全例が5年生存例であった。大腸癌においては多発癌を念頭においた術前, 術中および術後の検索が重要と考えられた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌

    日本外科系連合学会誌 26(2), 235-239, 2001-04-30

    日本外科系連合学会

参考文献:  24件中 1-24件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008562179
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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