老人性円背を合併した直腸脱に対する会陰式直腸S状結腸切除肛門挙筋形成術(Altemeier手術)の経験 A Case Report : Perineal Rectosigmoidectomy with Levator Plasty (Altemeier) for Rectal Prolapse Complicated with Senile Kyphosis

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抄録

今回われわれは老人性円背が強く腹腔鏡下手術が困難なため経肛門的に会陰式直腸S状結腸切除肛門挙筋形成術 (Altemeier手術) を施行した1例を経験したため報告する。症例は70歳女性, 約半年前から直腸脱, 膀胱子宮脱を自覚。5ヵ月前に婦人科にて腟的子宮全摘術および膀胱底形成術が施行された。その後直腸脱が増悪し便失禁も出現した。当初腹腔鏡下直腸固定術を予定していたが老人性円背が強く全身麻酔下でも腹腔鏡の挿入可能な体位が困難であったため載石位で経肛門的にAltemeier手術を施行した。術後経過は良好で第3病日経口摂取, 第7病日退院となった。便失禁スコアーでも20から11に改善した。9ヵ月経過の現在, 直腸脱の再発は認めず, 失禁スコアも6まで改善した。Altemeier手術は全身状態への影響が少なく早期に日常生活に復帰できる手術法の一つである。高齢者で老人性円背などの身体の変形が著しい症例では経腹的手術は困難な場合があり本法の良い適応である。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌

    日本外科系連合学会誌 26(2), 265-268, 2001-04-30

    日本外科系連合学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008562276
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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