腹腔内出血を契機に発見された肝芽腫混在成人型肝癌の1症例 Hepatocellular Carcinoma with Mixed Hepatoblastoma with Onset of Intraperitoneal Bleeding : A Case Report

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著者

    • 斎田 真 SAIDA Shin
    • 東京女子医科大学消化器外科 Department of Surgery, Institute of Gastroenterology, Tokyo Women's Medical University
    • 高崎 健 TAKASAKI Ken
    • 東京女子医科大学消化器外科 Department of Surgery, Institute of Gastroenterology, Tokyo Women's Medical University

抄録

症例は15歳, 男性。運動時の突然の激しい腹痛にて近医受診。肝後下区域より肝外に突出する径6cm大の肝細胞癌と診断。肝後下区域切除が施行された。開腹所見ではダグラス窩に約100mlの凝血塊を含む血性腹水を認めた。腫瘍は3つこぶ状の結節型で周囲に肝内転移病巣が認められた。病理組織像は成人型肝細胞癌で一部に肝芽腫の混在を認めた。術後静注化学療法施行 (CDDP10mg/週×10週) されたが, 7カ月後肝右葉に3カ所の再発巣を認め肝右葉切除が施行された。本症例は15歳での成人型肝細胞癌でHBs抗原陰性, 血性AFP (Alpha-fetoprotein) 値軽度上昇, 肝芽腫混在型という非常に稀な症例であった。このような例は予後不良と報告されており, 術後補助療法の確立が望まれる。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌

    日本外科系連合学会誌 26(2), 272-275, 2001-04-30

    日本外科系連合学会

参考文献:  10件中 1-10件 を表示

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008562293
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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