Streptozotocin 投与が著しい低血糖を改善させた多発性肝転移を伴う悪性インスリノーマの1例 A Case of Malignant Insulinoma with Multiple Liver Metastases Treated with Streptozotocin : An Improvement in Severe Hypoglycemia

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抄録

症例は70歳男性. 1996年5月, 健診で多発性肝腫瘍を指摘された. 肝臓の試験切除の結果, neuroendocrine carcinomaの肝転移と診断され, fluorouracil, doxorubicin, cycbphosphamideによる化学療法を受けていた. 1998年8月, 空腹時に意識障害が出現し入院. 低血糖と相対的な高インスリン血症, 肝転移巣の病理検査で転移性悪性インスリノーマと診断された. 原発巣は不明であった. 多発性肝転移を伴うため手術適応はなく, 各種の薬物療法を行ったが, 血糖値が20mg/d<I>l</I>に及ぶ程の著しい低血糖が頻繁に出現した. そこでStreptozotocinの静脈内投与を行ったところ, 血糖コントロールが改善し, 腫瘍の縮小もみた. 治療開始一年半後の現在も, 経過は良好である.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 45(4), 257-262, 2002-04-30

    THE JAPAN DIABETES SOCIETY

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被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008700763
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00166576
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    0021437X
  • NDL 記事登録ID
    025095249
  • NDL 請求記号
    Z19-401
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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