わが国における<I>Legionella</I>臨床分離株の薬剤感受性の検討

• 村上 日奈子

  東邦大学医学部付属大森病院臨床検査部

• 松本 哲哉

  東邦大学医学部付属大森病院臨床検査部 東邦大学医学部微生物学講座

• 小林 隆夫

  東邦大学医学部微生物学講座

• 磯貝 健次

  東邦大学医学部微生物学講座

• 樫谷 総子

  東邦大学医学部付属大森病院臨床検査部

• 古谷 信彦

  東邦大学医学部付属大森病院臨床検査部 東邦大学医学部微生物学講座

• 舘田 一博

  東邦大学医学部付属大森病院臨床検査部 東邦大学医学部微生物学講座

• 山口 恵三

  東邦大学医学部付属大森病院臨床検査部 東邦大学医学部微生物学講座

書誌事項

タイトル別名

• Susceptibility Testing of Clinical Strains of <I>Legionella</I> spp. Isolated in Japan
• わが国におけるLegionella臨床分離株の薬剤感受性の検討
• ワガクニ ニ オケル Legionella リンショウ ブンリカブ ノ ヤクザイ カンジュセイ ノ ケントウ
• Susceptibility Testing of Clinical Strains of Legionella spp. Isolated in Japan

抄録

わが国で1994年9月から1999年11月までにレジオネラ肺炎患者から分離されたレジオネラの臨床分離株23株を対象に, Etestを用いて薬剤感受性の検討を行った. マクロライド, キノロン, リファンピシンなどの薬剤はMICが全て≦1μg/mlの良好な抗菌活性を示し, 中でもリファンピシンはMICが≦0.064μg/mlと最も高い抗菌活性を認めた. ミノサイクリンはMICが0.5～2μg/mlとレジオネラ症に有効とされる薬剤の中では比較的高い分布を示した. β-lactam系抗菌薬はレジオネラ症に無効とされるが, in vitroにおいてはセフタジジムとイミペネムのMICは全株≦0.125μg/mlの高い抗菌活性を示した. MICレンジの比較では, わが国の分離株は諸外国の報告とほぼ同等の感受性結果を示した. 今回, 我々の検討において耐性株は検出されなかったが, 今後の薬剤感受性の推移に注意を払う必要があると思われた.

収録刊行物

• 感染症学雑誌

  感染症学雑誌 75 (1), 1-6, 2001

  一般社団法人 日本感染症学会

キーワード

• <I>Legionella</I>
• antimicrobial activity
• Etest

詳細情報

• CRID: 1390282680025117440
• NII論文ID: 130004330911
• NII論文ID: 10010516760
• NII論文ID: 10008702477
• NII書誌ID: AN00047715
• DOI: 10.11150/kansenshogakuzasshi1970.75.1
• ISSN: 1884569X
• ISSN: 03875911
• NDL書誌ID: 5652045
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5652045
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2001142728
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可