虫垂間膜に発生した腸間膜脂肪織炎の1例 A case report of mesenteric panniculitis of vermiform appendix

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抄録

症例は51歳の男性.右下腹部の直径約5cm大の弾性硬の有痛性腫瘤を主訴に当科受診した.内視鏡では虫垂開口部周囲の盲腸粘膜の腫脹があり,生検で非特異的炎症所見を認めた.注腸造影では,腫瘤は虫垂と回腸末端部の間に位置し,回腸側への癒着も疑われた.CTでは斑状に造影される回盲部腫瘤を認めた,第一に炎症性変化を考え,抗生剤を投与したが,腫瘍は縮小しなかった.確定診断は得られなかったが,悪性腫瘍を否定できないため回盲部切除術を施行した.虫垂間膜に一部脂肪壊死をともなう炎症性細胞浸潤と線維化を認め,腸間膜脂肪織炎と診断した.虫垂間膜脂肪織炎のきわめてまれな1例と思われた.

収録刊行物

  • 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology

    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 99(6), 605-609, 2002-06-05

    The Japanese Society of Gastroenterology

参考文献:  10件中 1-10件 を表示

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008748234
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00192124
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    04466586
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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