経過中にサイトメガロウイルスの再活性化を来したA型劇症肝炎の1例 A case of hepatitis A virus induced-fulminant hepatitis with reactivation of cytomegalovirus

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抄録

症例は50歳, 男性. 2001年3月7日頃より食思不振あり, 3月15日昼頃から自立歩行困難となり, 同日夜に当院救命救急センターを受診し,黄疸, II度の肝性昏睡のため入院となる. 入院時, T. Bil 11.82mg/d<i>l</i> (D/T. Bil=0.96), PT 30%, IgM型HA抗体陽性でA型劇症肝炎急性型と診断した. なお, IgM型CMV抗体陰性, IgG型抗体陽性であった. ステロイドパルス療法, 血漿交換, CHDF, PGE<sub>1</sub>などの治療により第7病日には昏睡より覚醒した. 第30病日頃から発熱が出現, 胸部CTにて肺炎像を認め, 気管支肺胞洗浄液ならびに肝組織からCMV DNAが検出された. Gancyclovir, 抗体高力価含有γ-globrin 製剤投与により, 気管支肺胞洗浄液中のCMV DNAは陰性化した. 急性肝不全では他の肝疾患に比しCMVの再活性化を来す割合が有意に高率との報告があり, IgG型CMV抗体陽性例の劇症肝炎ではCMVの再活性化に留意する必要性が示唆された.

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 43(5), 226-231, 2002-05-25

    The Japan Society of Hepatology

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10008748375
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00047770
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    04514203
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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