耳下腺手術と顔面神経 : 鑷子, 小剪刀を用いた顔面神経剥離法

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抄録

耳下腺良性腫瘍では, 顔面神経を保存した耳下腺浅葉切除術または深葉切除術の適応となる.この術式では, まず顔面神経主幹を露出して確実に顔面神経を保存する.浅葉腫瘍であれば浅葉とともに, 深葉腫瘍であれば浅葉, 顔面神経剥離後に深葉とともに腫瘍を切除する.本術式において, 習熟すべきことは顔面神経の剥離露出法である.2本の鑷子を用いた顔面神経叢の剥離と, モスキートペアン鉗子と小剪刀を用いた顔面神経の剥離露出操作に関して述べた.出血を十分止血しながら操作を進めることと, 生理食塩水を十分にひたしたガーゼなどでよく術野を洗って, 顔面神経を明視下に置きながら剥離することが重要である.

収録刊行物

  • 口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology

    口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology 13(2), 287-291, 2001-02-28

    日本口腔・咽頭科学会

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