3年10カ月の経過を追えたすいリンパ上皮性嚢胞の1例

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  • Forty-six months follow up of a patient with pancreatic lymphoepithelial cyst

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抄録

症例は73歳,男性,大動脈解離の経過観察中に膵に接する長径4cmの嚢胞性病変を認めたが,良性病変と考えられ,心疾患治療後でもあったため経過観察となった,3年8カ月後のCTにて,同病変の長径は4.5cmと僅かに増大しており,CA19-9も上昇傾向にあったため,画像上粘液性嚢胞腫瘍を疑い,発見後3年10カ月を経て切除となった.病理学的には膵リンパ上皮性嚢胞と診断された.発生は膵周囲リンパ節への良性上皮組織迷入由来と考えられた.本症の画像診断と治療法につき文献的考察を行った.

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