非代償性肝硬変症に合併した臍ヘルニア嵌頓の1例

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タイトル別名
  • A Case of Incarcerated Omphalocele with Decompensated Liver Cirrhosis

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抄録

症例は50歳女性。49歳時から肝硬変症の既往があり, 外来通院中であった。突然の腹痛, 嘔吐を主訴に来院。臍部の膨隆ならびにCT所見より, 臍ヘルニア嵌頓と診断し緊急手術を施行した。嵌頓小腸に壊死を認めたため, 回腸切除および回腸瘻造設術を施行した。肝硬変症に合併した成人嵌頓臍ヘルニアは予後が悪いとされるが, 迅速な診断と侵襲を最小限に抑えた外科治療により救命可能であった。

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