８５歳女性に発症した自己免疫性肝炎の１例

• 山浦 高裕

  昭和伊南総合病院肝臓・消化器内科 信州大学医学部第2内科

• 吉澤 要

  信州大学医学部第2内科

• 六波羅 明紀

  信州大学医学部第2内科

• 西澤 好雄

  信州大学医学部第2内科

• 松本 晶博

  信州大学医学部第2内科

• 堀内 朗

  昭和伊南総合病院肝臓・消化器内科

• 宮澤 幸一

  昭和伊南総合病院肝臓・消化器内科

• 清澤 研道

  信州大学医学部第2内科

書誌事項

タイトル別名

• A case of a 85-year-old female with autoimmune hepatitis

抄録

症例は85歳，女性．全身倦怠感が出現．近医にて肝機能障害を指摘され，当院紹介入院．入院時血液検査にて黄疸をともなう肝細胞障害型の肝機能異常を認め，IgG 2170mg/dl，抗核抗体160倍であり，自己免疫性肝炎と診断．プレドニゾロン40mg/日にて加療を行い速やかに改善．肝生検組織所見および治療反応性より自己免疫性肝炎の国際診断基準にて19点であった．以後，プレドニゾロンを減量し経過観察中であるが肝炎の再燃なくコントロールされている．なお，本例はHLA-DR2およびDR4ともに陰性であった．

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 99 (12), 1498-1502, 2002

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 自己免疫性肝炎
• 高齢者
• human leukocyte antigen

詳細情報

• CRID: 1390282681371350656
• NII論文ID: 10010142411
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi1964.99.1498
• COI: 1:STN:280:DC%2BD3s%2Fht1Ohtg%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 12518402
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003161873
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可