泌尿器科領域でのOpen Surgery症例術前の鼻腔,尿培養と創部感染との関連に関する検討

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タイトル別名
  • Clinical Study in the Relationship Among the Nasal, Urine Cultures and Surgical Site Infection of the Open Surgery Cases in the Field of Urology
  • ヒニョウキカ リョウイキ デ ノ Open Surgery ショウレイ ジュツゼン ノ ビクウ ニョウ バイヨウ ト ソウブ カンセン ト ノ カンレン ニ カンスル ケントウ

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抄録

泌尿器科領域のopensurgery症例において, 術前の鼻腔, 尿培養の結果と創部感染 (SSI) の関連を検討した. 手術直前に経鼻胃管を挿入した54例を対象とした. 細菌検査としては, 経鼻胃管挿入直前に鼻腔培養を, 入院時に尿培養を提出した. これらの細菌検査の結果と創部感染の関連を検討した. 腸管を用いた尿路変向・再建を行わない腸管非利用群ではSSIの頻度は4.7%と腸管を用いた尿路変向・再建を行う根治的膀胱摘除術を行う腸管利用群での54.5%と比較して低く, 術前の培養結果とSSIの関連は認めなかった. 腸管利用群では, SSIの原因はいずれもMRSAであり, 術前の鼻腔からの分離と関連を認めたのは1例のみであった. したがって, 鼻腔培養は, 泌尿器科領域のopen surgeryの術前検査としては必須ではないと考えられた.

収録刊行物

  • 環境感染

    環境感染 16 (4), 267-269, 2001

    日本環境感染学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (6)*注記

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