ダチョウから検出されたクリプトスポリジウム

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タイトル別名
  • <I>Cryptosporidium</I> sp. Isolated from an Ostrich in Japan
  • ダチョウ カラ ケンシュツ サレタ クリプトスポリジウム
  • Cryptosporidium sp. Isolated from an Ostrich in Japan

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抄録

1998年, 青森県のある牧場に新規導入された20羽のダチョウが持続性の乳白色下痢を示し, 相次いで死亡した. これらのうち5例について検索したところ, 1例からSalmnella Typhimuriumとクリプトスポリジウムが検出された. 病理組織学的に, 空腸および回腸の絨毛が著しく短縮し, 粘膜表面線条縁に多数の微小球状物が観察された. 球状物は抗Cryptosporidiunt parvunt抗体を用いた免疫組織化学的染色に陽性を示し, 超微形態学的にもクリプトスポリジウムであることが確認された. 寄生部位は腸管 (特に空回腸) に限られ, 胃や気管支粘膜を含め他組織での寄生は認められなかった。

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参考文献 (16)*注記

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