C型慢性肝炎に対するインターフェロン‐β治療中に急性期潰よう性大腸炎類似の腸炎を発症した1症例

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  • A case of acute phase ulcerative colitis like colitis developed by the interferon-β therapy for chronic hepatitis C

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抄録

症例は48歳男性. C型慢性肝炎に対して平成13年3月1日よりインターフェロン-βの投与を開始した. 投与2日目より下痢が頻回となり, 5日目に下血を認めたため大腸内視鏡検査を施行したところ, 全大腸にびらん性病変を認め潰瘍性大腸炎に類似した所見が認められた. インターフェロン治療を中止し, 5-ASA投与を行い症状の改善をみた. インターフェロン治療を契機として急性期潰瘍性大腸炎に類似した腸炎が発症したものと考えられた.

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