大腸癌によるSister Mary Joseph’s noduleの2例

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タイトル別名
  • Two cases of Sister Mary Joseph's nodule due to colon cancer

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抄録

症例1は46歳女性, 臍と横行結腸に腫瘍を認め手術となった. 腹膜播種はあったが臍部腹膜面に腫瘍浸潤はなく, 血行性もしくはリンパ行性転移と思われた. 症例2は53歳男性. 下血, 腹部膨満にて来院. S状結腸腫瘍, 肝転移を認めた. 腹膜播種のため腹腔臓器は一塊となっていた. 手術時に臍腫瘤に気付き転移性臍癌と判断した. 転移性臍癌はSister Mary Joseph's noduleと呼ばれ内臓癌の末期徴候として知られている. 大腸原発で転移性臍癌を認めた報告は少なくまれな症例である.

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