腹腔鏡用 gamma probe の特性 : コリメータの有用性について

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  • Usefulness of the Gamma Probe Special Collimator in Laparoscopy

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抄録

[目的]腹腔鏡用gammaprobeのコリメータを試作し, その有用性について検討した。[方法]2mm厚の鉛製 (以下Pb) とタングステン製 (以下W) のコリメータを試作した。術中にリンパ節へ流入した線量を想定し1μCi/0.1mlの線源を用いて垂直方向に5cmまで測定し, また0~90度の範囲で1cm毎に測定した。1) コリメータの長さ (probe先端から0mmと5mmの遮蔽) 2) コリメータの有無, 3) コリメータの材質 (WとPb) の比較をした。[結果]1) 5mmのコリメータがいずれの距離, 角度においてもカウントを減少させた。2) コリメータを装着することにより有意にカウントを減少させた。3) 30度の角度ではWが有意にカウントを減少させたが, その他の距離, 角度では有意差を認めなかった。[結語]コリメータを装着することにより側方線量は有意に遮蔽でき, 腹腔鏡下手術の際には操作性が限られるためコリメータが有用であると考えられた。

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