こう原病の臨床検査の進歩:診断・治療への正しい使い方  II.こう原病検査の進歩と診断・治療への応用  4.抗トポイソメラーゼI抗体・抗セントロメア抗体

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  • コウトポイソメラーゼ Ⅰ コウタイ ・ コウセントロメア コウタイ
  • [Clinical analysis of anti-topoisomerase I antibody and anti-centromere antibody in diagnosis of collagen diseases].

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抄録

抗トポイソメラーゼI(Top I)抗体および抗セントロメア抗体(ACA)は強皮症(SD)にて検出される抗核抗体として知られている.抗Top I抗体は広汎皮膚硬化型の症例を中心に約30%のSDで特異的に検出され,肺線維症の発症率が有意に高く, ACA陽性例に比較して予後不良となる.これに対し, ACAは約12%のSDで検出され,皮膚硬化の範囲の狭い限局型と相関し,一般に予後良好の経過をとる.また,原発性胆汁性肝硬変やSjögren症候群でも検出される.

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