シールドトンネルの施工時荷重の照査方法に関する一提案

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タイトル別名
  • THE CHECK METHOD OF THE LOAD ACTING ON SEGMENTS DURING TUNNELING
  • シールドトンネル ノ セコウジ カジュウ ノ ショウサ ホウホウ ニ カンスル イチ テイアン

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抄録

本論文は, シールドトンネルの設計に限界状態設計法を適用するための施工時荷重状態の考え方を示している. 既往の施工記録の分析によれば, 施工時におけるジャッキ推力とテールシール圧とがセグメントに損傷を与える可能性が高い. このうち, ジャッキ推力の影響はセグメントの組立状態に不陸がない場合とある場合とに分け, 不陸がない場合は模型実験結果より照査方法を示した. 不陸がある場合は, 実工事の不陸の程度と模型実験の損傷性状との比較により設計上の考え方を示した. テールシール圧の影響は, 実現場の荷重計測記録より荷重の特性値を算定した. そして, これをもとにした構造計算により, テールシール圧の影響によるセグメントの損傷状態を推定し, この損傷の防止のための設計上の考え方を示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (756), 131-144, 2004-03-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (14)*注記

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