生存率からみた高齢者直腸癌の検討 Defining Rectal Cancer in the Elderly Based on the Perspective of Survival

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

直腸癌について, 生存率から高齢者を定義し, 高齢者と非高齢者を比較, 検討した。対象は直腸癌切除例305例。70歳から1歳ごとに2つの群に分け, 累積生存率に最も差がでる最低年齢で高齢者と非高齢者に分類した。この結果, 72歳以上と72歳未満で最も有意差を認め, 72歳以上を高齢者と定義した。高齢者では女性が多く, 占居部位で上部直腸が多かったが, 他の臨床病理学的因子に差はなかった。高齢者ではHartmann手術が多くなされ, 術前併存症も多かったが, 術後合併症に差は認めなかった。死因は高齢者に原癌死以外のものが多く, 他病死・他癌死を打ち切り症例とした累積生存率は両者で差はなく, 生存率の差は他病死の差に起因すると考えられる。また高齢者の手術にあたっては, 根治度や機能温存を考慮しながら, とくに併存症や全身状態に見合った術式の選択が重要となる。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌

    日本外科系連合学会誌 29(1), 25-30, 2004-02-28

    日本外科系連合学会

参考文献:  11件中 1-11件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012122633
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
ページトップへ