S状結腸憩室炎由来のダグラス窩膿瘍に肝膿瘍を合併した1例

• 清水 健

  豊見城中央病院内科

• 玉城 清酬

  同仁病院内科

書誌事項

タイトル別名

• A case report of Douglas abscess due to diverticulitis of the sigmoid colon associated with liver abscess

抄録

症例は53歳男性. 悪寒, 発熱, 下痢を主訴に入院. CT検査で, ダグラス窩膿瘍および肝膿瘍の合併を認めた. ダグラス窩膿瘍は, 経直腸的に穿刺し, 大腸菌とプロテウス属が検出された. 肝膿瘍は経静脈的に抗生剤投与を行い, 縮小を認めた. 第17病日のCT検査で, S状結腸からダグラス窩膿瘍への造影剤の流入が確認され, 瘻孔の存在が明らかになり, 第26病日にS状結腸切除術を施行した. S状結腸憩室炎由来のダグラス窩膿瘍に肝膿瘍を合併した極めてまれな症例を経験したため報告した.

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 101 (3), 281-287, 2004

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• ダグラス窩膿瘍
• 肝膿瘍
• S状結腸憩室炎

詳細情報

• CRID: 1390282681375250560
• NII論文ID: 10012698242
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.101.281
• COI: 1:STN:280:DC%2BD2c7ntFKktA%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 15065348
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2004207535
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可