静岡県浜名湖の漁獲物からみたモクズガニの繁殖生態 Reproductive Ecology of the Japanese Mitten Crab Eriocheir japonica Caught in Lake Hamana, Shizuoka

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抄録

静岡県浜名湖の気賀市場において、モクズガニの漁獲実態とその漁獲物を調査し、繁殖生態についての知見を得た。1989~'98年の年平均漁獲量は831.4kg、年平均単価は747.6円/kgであった。月別平均漁獲量とCPUEは、秋と春にピークをもつ二峰型を示した。'97年9月から'98年12月までの漁獲物調査の結果、その甲幅は37~84mmで、雌の75.9%が抱卵しており抱卵雌の最小甲幅は42mmであった。漁獲量や抱卵率からみて、9月から翌年の5月にかけての9ヵ月間がこの地域の個体群の繁殖期と判明した。繁殖期の始め( 9月)には大型成体個体が少数分布し、10~11月には小型成体個体が多数出現した。繁殖期全体を通してみると甲幅60mm未満の小型個体が多く、全体の性比は雌に偏り、その中で小型個体は雄に、大型個体は雌に偏る傾向が認められた。抱卵カニの最小型、雌雄の最大型、早期成熟群のサイズともに浜名湖のものが他地域と比較して大型の傾向を示した。

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 52(1), 81-89, 2004-03-20

    水産増殖談話会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10012720179
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    6899330
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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