公共事業の事業期間短縮による経済効果に関する研究

  • 多田 直人
    社団法人 土木学会 国土交通省大臣官房技術調査課
  • 森地 茂
    社団法人 土木学会 政策研究大学院大学
  • 福田 大輔
    社団法人 土木学会 東京工業大学大学院 理工学研究科土木工学専攻
  • 堤 盛人
    社団法人 土木学会 筑波大学大学院 システム情報工学研究科社会システム工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • ECONOMIC EFFECTS BY SHORTENING PROJECT PERIODS OF PUBLIC WORKS
  • コウキョウ ジギョウ ノ ジギョウ キカン タンシュク ニ ヨル ケイザイ コウカ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

社会資本の早期供用の重要性は, これまで幾度と無く議論されてきたが, 時間管理の視点に基づいた制度・計画の改善についての具体的な検討は端を発したばかりであり, 依然として十分なものではない. 本研究では, これからの社会資本制度を検討する際に必要となると考えられる, 社会資本の事業期間短縮による経済効果についての試算を行った. 具体的には, 古典的な経済成長理論に社会資本の事業期問の概念を組み込んだモデルを構築し, 社会資本整備の事業期間の短縮が, GDP, 税率, 貯蓄率等の経済諸変数に及ぼす影響を分析した. 特に, GDPについては数値計算を行い, 分析の妥当性を検証した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (765), 91-103, 2004-07-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (48)*注記

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