マイクロプラズマリアクターを利用したベンゼンの直接水酸化反応

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タイトル別名
  • Direct Hydroxylation of Benzene Using Micro Plasma Reactor
  • マイクロプラズマリアクター オ リヨウ シタ ベンゼン ノ チョクセツ スイサンカ ハンノウ

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抄録

マイクロリアクター内での誘電体バリア放電により発生させた大気圧非平衡プラズマを用いて, ベンゼンの直接水酸化反応を進行させ, フェノールを合成することを試みた. 実験の結果, 爆発の危険のあるベンゼン·酸素混合比においても爆発せず, フェノールの生成を確認した. 反応ガスの滞留時間や反応ガス中のベンゼン·酸素比を変化させて実験を行った結果, フェノール収率は滞留時間に対し最適値を取り, また, ベンゼン·酸素比の増加に伴い減少した. 行った実験条件の範囲内で, フェノール収率は最大約2%となり, 本合成法は有効なフェノール生成法となり得ると考えられた.

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