「粒子・流体系分離工学の展開」高吸水性ゲル充填層の応力緩和特性

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タイトル別名
  • Stress Relaxation in a Packed Bed of Superabsorbent Hydrogels
  • 高吸水性ゲル充填層の応力緩和特性
  • コウキュウスイセイ ゲル ジュウテンソウ ノ オウリョク カンワ トクセイ

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抄録

ポリアクリル酸塩系架橋ゲルの応力緩和について研究した. 材料が平衡状態に達する前に, 圧縮あるいは膨張変形を停止させると, 材料の応力は減少あるいは増加する. 定圧あるいは定速条件下での, 球状ゲル充填層の圧縮または膨張実験を中断し, 層の厚さを一定に保ったときの, 応力の変化を測定した. 最終平衡応力の値は, 圧縮あるいは膨張変形が, 定圧条件であるか定速条件であるかにはよらず, 緩和開始時の平均圧密比あるいは平均膨張比により一意的に定まることが明らかとなった. ゲルの膨潤圧と外圧との差を有効浸透圧と定義し, これを用いて緩和過程を解析した. 計算値は実測値と大略一致しており, 有効浸透圧を用いてゲル充填層の緩和挙動が記述できた.

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