鉛直加振型履帯式車両の厚層締固め効果に及ぼす載荷比と振動周波数の影響

  • 室 達朗
    社団法人 土木学会 愛媛大学 工学部環境建設工学科
  • 高橋 伸定
    社団法人 土木学会 日本道路 (株)
  • 本田 恭邦
    社団法人 土木学会 愛媛大学大学院 理工学研究科博土前期課程環境建設工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF LOAD RATIO AND FREQUENCY OF VERTICAL OSCILLATING TRACKED VEHICLE ON THE DYNAMIC COMPACTION OF A HIGH LIFTED STRATUM
  • エンチョクカシンガタ リタイシキ シャリョウ ノ コウソウ シメカタメ コウカ ニ オヨボス サイカヒ ト シンドウ シュウハスウ ノ エイキョウ

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抄録

厚さ45cmにまき出したまさ土地盤に対する鉛直加振型履帯式車両の振動周波数による締固め効果を評価するために, 車両総重量4.9kNと最大加振力との載荷比を0.2~2.0とし, 振動周波数5~35Hzにおいて大型土槽を用いた模型実験を実施した. その結果, 締固め効果を最大ならしめる最適振動周波数は, 転圧回数を重ねるほど大きな値となり, 載荷比1.0, 振動転圧回数1~10回において10.2±2.7Hzであることが判明した. さらに, 車両総重量47.0kNの実機においては, 例えば, 振動周波数16Hzでは, 厚さ90cmのまき出し厚さ, 載荷比2.0に対する締固め度は, 深層部においても90%以上達成可能であることが予測された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (777), 23-35, 2004-12-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (23)*注記

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