ARMA過程で表現された既設橋梁振動モデルによる交通振動予測

• 古川 毅

  株式会社日本構造橋梁研究所

• 岡林 隆敏

  長崎大学 工学部社会開発工学科

• 木村 啓作

  株式会社東京鐵骨橋梁

• 奥松 俊博

  長崎大学 工学部社会開発工学科

書誌事項

タイトル別名

• ESTIMATION OF TRAFFIC VIBRATION LEVEL FOR EXISTING BRIDGE BY USING ARMA MODEL
• ARMA カテイ デ ヒョウゲン サレタ キセツ キョウリョウ シンドウ モデル ニ ヨル コウツウ シンドウ ヨソク

抄録

橋梁の動的モデルとして運動方程式を離散化して状態空間表示し, これを可観測変換して多次元ARMAモデルで構成した. 多次元ARMAモデルを構造同定することにより, 既存橋梁から断面算定して運動方程式を算出する必要がなくなる利点がある. このモデルの構造同定を, 衝撃加振試験による最小二乗法により行った. 橋梁の多次元ARMAモデルと車両の離散化された運動方程式より, 離散化された橋梁―車両系の方程式を誘導し, この橋梁―車両系モデルの有効性を数値シミュレーションより確認した. さらに, 路面凹凸を確率過程でモデル化し, 離散化された橋梁―車両―路面系の共分散方程式を誘導した. その定常応答解析から着目点の橋梁振動レベル (rms値) の予測法を提案し, その有効性を数値シミュレーションより検証した.

収録刊行物

• 土木学会論文集

  土木学会論文集 2005 (787), 787_91-787_103, 2005

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• highway bridge
• traffic vibration
• structural identification
• ARMA model
• rms value

詳細情報

• CRID: 1390282680578125824
• NII論文ID: 10014006144
• NII書誌ID: AN10014020
• DOI: 10.2208/jscej.2005.787_91
• ISSN: 18827187
• ISSN: 02897806
• NDL書誌ID: 7307887
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7307887
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej/2005/787/2005_787_787_91/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可