郊外住宅団地の居住実態と市街地の持続に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Urban Sustainability with Housing Developments in the Suburbs
  • 郊外住宅団地の居住実態と市街地の持続に関する研究--神戸市高倉台団地における調査より
  • コウガイ ジュウタク ダンチ ノ キョジュウ ジッタイ ト シガイチ ノ ジゾク ニ カンスル ケンキュウ コウベシ タカクラダイ ダンチ ニ オケル チョウサ ヨリ
  • 神戸市高倉台団地における調査より
  • Case of Takakuradai, Kobe

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抄録

60年代の大都市圏への人口集中に対応して開発が行われた都市郊外の住宅団地のなかでも、特に戸建て住宅地区は高齢化と居住人口の減少が見られ、空地や空き家の発生が顕在化してきている。神戸市の課題団地の1つである高倉台団地でのアンケート調査から、戸建て居住者の継続居住意向が強いこと、将来の住宅継承が不透明であること、高齢化や空き家の増加などに伴い自主的な地域管理が困難になること想定されることがわかった。また人口減少が予測され住宅需給のバランスがくずれると、都心や既成市街地での新たな住宅供給との競合などにより郊外住宅団地の淘汰が発生する可能性が高い。こうした実態をふまえ、居住の持続を支える高齢社会支援と地域管理とあわせて広域的な市街地再編のなかで郊外住宅団地の将来像を検討する必要がある。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 39.3 (0), 625-630, 2004

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (13)*注記

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参考文献 (3)*注記

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