震災復興期における東京下町の変容に関する定量的分析

  • 田中 傑
    ソウル大学校環境大学院、大韓民国国際交流財団フィールドリサーチフエロー

書誌事項

タイトル別名
  • A quantitative analysis on the change of the downtown of Tokyo in its reconstruction period after the Great Kanto Earthquake
  • 震災復興期における東京下町の変容に関する定量的分析--建築ストックと居住者属性に着目して
  • シンサイ フッコウキ ニ オケル トウキョウ シタマチ ノ ヘンヨウ ニ カンスル テイリョウテキ ブンセキ ケンチク ストック ト キョジュウシャ ゾクセイ ニ チャクモク シテ
  • 建築ストックと居住者属性に着目して
  • Focusing on architectural stock and residents' attributes

この論文をさがす

抄録

本文は関東大震災後の東京下町における人口構造の変容と再建を分析したものである。復興の結果、1930年代半ばには RC造で大きな床面積を持つ復興建築が現れた。他方、殆どの建築物は区画整理で減歩されたにも関わらず2-3階建てにとどまった。そのため、一般には建築物の床面積の回復は停滞し、建築物のサイズや構造において2極化が進んだ。震災の結果減少した居住者は殆ど元の規模に戻ったが、年齢階級を分析した結果、避難民が帰還しなかったようであることが判明した。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 39.3 (0), 925-930, 2004

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ