時間・所得制約を考慮した資源配分モデルに基づく鉄道利用通勤者の私的交通時間節約価値の実証分析

  • 加藤 浩徳
    東京大学 大学院工学系研究科社会基盤学専攻
  • 今井 誠
    国土交通省北海道開発局石狩川開発建設部計画課

書誌事項

タイトル別名
  • VALUATION OF TRAVEL TIME SAVINGS FOR PRIVATE TRIPS BASED ON ACTIVITY-BASED RESOURCE ALLOCATION MODEL
  • ジカン ショトク セイヤク オ コウリョ シタ シゲン ハイブン モデル ニ モトヅク テツドウ リヨウ ツウキンシャ ノ シテキ コウツウ ジカン セツヤク カチ ノ ジッショウ ブンセキ

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抄録

本研究は, Activity-Based Approachに基づく資源配分モデルにより余暇活動をモデル化し, そこから私的交通の時間節約価値を算出するものである. モデルでは, 1日単位の時間・所得の配分と, 1週間単位の時間・所得の配分という2段階の意思決定構造を仮定した. 1日モデルは, ある場所で移動を伴う余暇活動を行うという条件の下での, 1日の時間と所得の配分を表すものであり, 1週間モデルは, 余暇活動場所と回数の選択行動を通した1週間の時間と所得の配分を表すモデルである. 1週間モデルに1日モデルから算出された1回の余暇活動で費やす期待時間と期待費用を用いる, という入れ子構造となっている. このモデルに対し, 東京圏鉄道利用者の1週間のダイアリーデータを適用し, これらの人々の私的交通時間節約価値を実際に算出するとともに感度分析を行った.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2005 (793), 793_85-793_104, 2005

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (67)*注記

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