猫の自然発生副腎皮質機能亢進症:1例報告

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  • Spontaneous Hyperadrenocorticism in a Cat

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抄録

10歳齢の雑種猫が全身の脱毛および元気,食欲の低下を主訴として来院した。全身徴候としては,削痩,腹囲膨大,腹部皮膚の菲薄化が認められ,問診によると数日前までは多飲,多尿,多食であることも明らかになった。血液検査,低用量デキサメサゾン抑制試験の結果,さらに,ステロイド剤の投与歴がないことから自然発生副腎皮質機能亢進症と診断した。メチラポンの投与により元気,食欲はやや改善されたが,尿糖は改善されず,14病日に死亡した。病理検査により副腎の過形成が示された。

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