水電解を用いて容量低減を行う燃料電池システムの検討

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タイトル別名
  • Investigation of capacity reduction of a fuel cell system by water electrolysis operation
  • ミズ デンカイ オ モチイテ ヨウリョウ テイゲン オ オコナウ ネンリョウ デンチ システム ノ ケントウ

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抄録

本稿では,固体高分子膜型燃料電池に空気を供給する場合と,酸素を供給する場合の発電性能の違いに着目し,この特性を利用して,燃料電池の設備容量を低減する方法を検討する。即ち,電力需要が少なく負荷が小さいときには,燃料電池で発電した電力の一部を水電解槽に供給し,生成した水素および酸素をボンベに圧縮貯蔵する。一方,電力負荷が大きいときには両ガスを放出して燃料電池で発電することで,電池容量の低減を行う。この方法を戸建住宅や病院などで構成されるエネルギーネットワークに導入したところ,従来方式と比べてトータルで36%の容量低減になるものと見積もられる。

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