書誌事項
- タイトル別名
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- CHANGE OF CHEMOTHERAPY TO STAGE III & IV LARYNGEAL CANCER AND THE THERAPEUTIC EFFECT
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抄録
平成元年から16年1月までの喉頭癌新鮮例153例のうちStage III & IV 56症例を対象に,我々が行っている化学放射線療法の各年代における治療内容,治療成績,喉頭温存率について検証した。化学療法の内容は,CP療法(平成元年~6年),CF療法(平成6年~12年),S-1+Nedaplatin療法(SN療法)(平成13年以降),と変化してきたが,Stage III & IV喉頭癌に対する,CR率はCP療法38.4%,CF療法31%と低かった。一方,SN療法は奏効率100%,CR率90%であった。喉頭温存率はそれぞれCP療法46%,CF療法44%であったのに対し,SN療法は90%と高かった。これまでの化学放射線療法では進行喉頭癌に対してなかなか喉頭温存できていなかった。しかし,現在行なっているSN療法では奏効率,CR率,喉頭温存率,いずれにおいても有意に改善を示し,今後に期待できる結果であった。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 31 (1), 63-70, 2005
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205223124864
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- NII論文ID
- 130004509843
- 10015527442
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- NII書誌ID
- AA11985555
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
- http://id.crossref.org/issn/13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可