経動脈性門脈造影下CTにて濃染した,尾状葉を中心とする巨大肝過形成結節の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of huge hepatic hyperplastic nodule located around caudate lobe with enhancement at CT duiring arterial portography
  • 症例報告 経動脈性門脈造影下CTにて濃染した,尾状葉を中心とする巨大肝過形成結節の1例
  • ショウレイ ホウコク ケイ ドウミャクセイモン ミャクゾウエイ カ CT ニテ ノウセン シタ ビジョウ ヨウ オ チュウシン ト スル キョダイ カン カケイセイ ケッセツ ノ 1レイ

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抄録

症例は58歳の女性. 心窩部痛, 黄疸にて近医入院となり膵癌と診断された. また肝に巨大な腫瘤が認められ, 精査目的に当科紹介入院となった. 肝腫瘤の大部分は肝門部に存在し, 腫大した尾状葉と連続していた. 腫瘤は腹側の一部を除き, 大部分は経動脈性門脈造影下CT (CT during arterial portography : 以下CTAP) にて濃染した. 腫瘤生検にて肝細胞の過形成を認め, 門脈域においては門脈枝の狭小化や消失, 肝動脈枝の増生, 細胆管の増生, 軽度の炎症性細胞浸潤を認めた. 以上肝尾状葉を中心とし, S4, S8に広がる肝過形成結節と診断した.

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 46 (4), 208-214, 2005

    一般社団法人 日本肝臓学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (20)*注記

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