鼻腔内アスペルギルス症が疑われた犬の1例

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タイトル別名
  • A Possible Case of Canine Nasal Aspergillosis
  • ビクウ ナイ アスペルギルスショウ ガ ウタガワレタ イヌ ノ 1レイ

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抄録

症例は屋外飼育のゴールデン・レトリバーで, くしゃみ, 鼻出血を主要症状とし, 鼻腔内バイオプシーの病理組織から, アスペルギルスの感染が強く疑われた.採取した組織から真菌は培養されず, PCRによっても検出されなかった.クロトリマゾールの局所注入にて, 膿性鼻汁が著明に改善した.このことから, アスペルギルス症と診断されたが, 鼻腔内のアスペルギルス症は数箇所のバイオプシーによる培養ならびにPCRによっても検出できない場合もあることが示唆された.

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参考文献 (12)*注記

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