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- 高橋 孝行
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院検査科
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- 辻原 佳人
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院検査科
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- 定本 和恵
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院検査科
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- 森田 雅之
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院薬剤科
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- 佐藤 康信
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院薬剤科
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- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院看護部
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- 大杉 ミヨエ
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院看護部
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- 山本 道子
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院看護部
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- 岡部 紀正
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院外科
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- 桜井 磐
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院内科
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- 松本 文夫
- 神奈川県衛生看護専門学校付属病院内科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Study for Preventiny Hand Irritations Associated with a Sterilizer and Disinfectants.
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抄録
皮膚保護剤デルマシールド® (DS) が手指消毒剤の殺菌あるいは除菌効果に影響を及ぼせば有用性が低下する.そこで, 4%グルコン酸クロルヘキシジンスクラブ製剤 (ヒビスクラブ®, マスキンスクラブ®) を使用し, DSが手指消毒剤の除菌効果に影響を及ぼすかどうか, さらに手指消毒剤に対する皮膚保護効果および消毒剤の使用感に及ぼす影響について検討した.<BR>(1) ヒビスクラブ®, マスキンスクラブ®による手指消毒直後, 90分後の消毒効果は, DS非塗布 (NDS) 群, 塗布 (DSU) 群間に差は認められなかった.<BR>(2) 連続6日間1日5回以上手指消毒を行った結果, NDS群の開始前は36人 (100%) 全員が皮膚荒れがないか弱いであったが, 6日後は強い皮膚荒れが8人 (22.2%) にみられ, 開始前に対して6日後は有意に (p<0.05) 皮膚荒れが増加した (χ2検定).DSU群の開始前は36人中35人が皮膚荒れがないか弱いであったが, 6日後に強い皮膚荒れを認めたのは2人 (8.3%) のみで, 開始前に対する6日後の皮膚荒れの状況に有意差を認めなかった (χ2検定).<BR>(3) NDS群, DSU群における消毒剤の使用感 (泡立ち, 泡切れ, 臭い) についてアンケート調査した結果, 両群間に有意差を認めなかった (χ2検定).<BR>以上より, ヒビスクラブ®およびマスキンスクラブ®による手指消毒に, 皮膚荒れ防止のためにデルマシールド®の使用は有効であることが確認された.
収録刊行物
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- 環境感染
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環境感染 13 (3), 200-204, 1998
日本環境感染学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390001204437622144
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- NII論文ID
- 130001721472
- 10016211116
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- NII書誌ID
- AN1019475X
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- ISSN
- 18842429
- 09183337
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可