高度の肺高血圧を呈し著明な肺動脈の粥状碩化を認めた真性多血症の1例

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タイトル別名
  • Marked pulmonary atherosclerosis in polycythemia vera associate with severe pulmonary hypertension.
  • コンゲツ ノ ショウレイ コウド ノ ハイ コウケツアツ オ テイシ チョメイ ナ ハイ ドウミャク ノ ジュクジョウ コウカ オ ミトメタ シンセイ タケツショウ ノ 1レイ

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抄録

症例は80歳,男性.多発性脳梗塞の既往があり真性多血症で通院中,呼吸困難にて入院.著明な低酸素血症があり,心エコーで右心系の高度拡大を認め,肺動脈圧95/42 (59) mmHgと著明な肺高血圧を呈した.治療に抵抗し,右心不全から両心不全となり第12病日に死亡.剖検では肺動脈幹部に著明な粥状硬化を認めた.真性多血症による血液粘稠度の亢進に起因する,末梢動脈の内膜障害・微小血栓形成が肺高血圧症の原因と考えられた.

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