腹壁転移を契機に発見された胃印環細胞癌の1例

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  • A case of signet ring cell carcinoma of the stomach discovered by abdominal wall metastasis

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抄録

症例は66歳,男性.平成12年1月に陰嚢浮腫を主訴として当院受診.その際,下腹部に腫瘤を認め腫瘤摘出術が施行された.腫瘤は皮下組織から筋層にいたるまで腹壁全層に浸潤する強い線維化をともなった脂肪組織を主体とする腫瘍であり,腫瘤内リンパ管に印環細胞癌の浸潤を認めた.上部消化管内視鏡検査にて,胃前庭幽門輪周囲にIIc+III型病変を認め,生検にて印環細胞癌が検出され,以上より胃癌腹壁転移と診断した.<br>

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