小児期発症劇症1型糖尿病の3例

書誌事項

タイトル別名
  • Three Cases of Childhood-onset Fulminant Type 1 Diabetes

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抄録

劇症1型糖尿病は, 成人に多く, 小児期発症は少ないと考えられている. 初診時HbA1c値が正常範囲内でケトアシドーシス (DKA) を呈した小児3例を報告する. 3症例の年齢, 性別, 診断までの有症状期間, 血糖, HbA1c, pH, β-OHBAは, それぞれ10歳~15歳, 女2名, 男1名, 2日~4日, 791~1,524mg/dl , 5.4~5.7%, 6.98~7.24, 10,604~12,603μmol/l であった. Cペプチドは全例低値, 抗GAD抗体, および抗IA2抗体は全例陰性, HLA-DR抗原型は2例がDR4/9, 1例がDR4であった. 全例インスリン療法継続中であり, いわゆる寛解期を認めなかった. 劇症1型糖尿病は, 成人に多いと思われるが今回, DKAでの発症ながらHbA1c値が正常範囲内であった小児期発症の3例を報告した.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 48 (Supplement1), A21-A22, 2005

    一般社団法人 日本糖尿病学会

参考文献 (7)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679882395264
  • NII論文ID
    10016604657
    130004510915
  • NII書誌ID
    AN00166576
  • DOI
    10.11213/tonyobyo.48.a21
  • ISSN
    1881588X
    0021437X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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