自己免疫性肝炎に特発性血小板減少性紫斑病を合併した高齢男性の１例

• 長瀬 良彦

  聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科

• 奥瀬 千晃

  聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科

• 麦倉 光哉

  聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科

• 高橋 泰人

  聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科

• 四柳 宏

  聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科 東京大学感染症内科

• 鈴木 通博

  聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科

• 高野 俊史

  聖マリアンナ医科大学病理学教室

• 前山 史朗

  北柏リハビリ総合病院

• 橋本 直明

  東京逓信病院消化器科

• 飯野 四郎

  静山会清川病院

• 伊東 文生

  聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科

書誌事項

タイトル別名

• A case of autoimmune hepatitis associated with idiopathic thrombocytopenia
• 症例報告 自己免疫性肝炎に特発性血小板減少性紫斑病を合併した高齢男性の1例
• ショウレイ ホウコク ジコ メンエキセイ カンエン ニ トクハツセイ ケッショウバン ゲンショウセイ シハンビョウ オ ガッペイ シタ コウレイ ダンセイ ノ 1レイ

抄録

自己免疫性肝炎 (AIH) と特発性血小板減少性紫斑病 (ITP) を同時に発症した高齢男性例を経験した. 病勢と抗スルファチド抗体価とが相関し, 興味深い症例と考え報告する. 症例は67歳, 男性. 以前より軽度のγ-GTP上昇を指摘されていたが肝障害および血小板減少が出現し入院. 血小板の著減と肝障害を呈し, PAIgGは高値を示した. 骨髄は過形成性骨髄であり, ITPと診断. プレドニゾロンの投与を開始した. 肝生検標本組織所見は, 自己免疫性肝炎に合致していた. AIHとITPの発症時期, 疾病活動性の変動は一致しており, 抗スルファチド抗体の変動と相関が認められた. 両疾患の発症および病勢の変動に, スルファチドに対する免疫応答が関与していることが示唆された.

収録刊行物

• 肝臓

  肝臓 46 (6), 352-358, 2005

  一般社団法人　日本肝臓学会

キーワード

• 自己免疫性肝炎
• 特発性血小板減少性紫斑病
• 抗スルファチド抗体

詳細情報

• CRID: 1390001204789254656
• NII論文ID: 10016637499
• NII書誌ID: AN00047770
• DOI: 10.2957/kanzo.46.352
• ISSN: 18813593
• ISSN: 04514203
• NDL書誌ID: 7410103
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7410103
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/46/6/46_6_352/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2005262557
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可