ディジタル化時代の新聞切り抜き業務とは(<特集>新聞情報)

書誌事項

タイトル別名
  • The Clipping Works in the Digital Age(<Special feature>Topics around digitizationof newspaper)
  • 総論:ディジタル化時代の新聞切り抜き業務とは
  • ソウロン ディジタルカ ジダイ ノ シンブン キリヌキ ギョウム トワ

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抄録

ディジタル化時代の新聞では,記事のデータベース利用が増え,また速報記事が増すことで,記事が価値から離れ,事実の報道が尊ばれる。データベース利用される記事は,新聞紙面上の記事と異なり,何面に記事があるか,見出しの大きさがどの位あるかといった価値づけから解放される。その意味で検索者が主体的に個々の記事に臨める。しかしこれらの記事は,記事の置かれた背景や文脈を失う。各種データベースが充実しているディジタル化時代においても,新聞切り抜き業務が存在している理由も,このような記事の置かれた文脈・背景を重視し,さらにそれらを切り抜きのイメージ情報によって思い出す点に関係しよう。

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参考文献 (3)*注記

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