進行・再発食道癌に対するsecond‐lineとしてのDocetaxel+Nedaplatin併用療法の検討

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タイトル別名
  • Evaluation of Second-Line Chemotherapy with Docetaxel and Nedaplatin for Advanced or Recurrent Squamous Cell Carcinoma of the Esophagus
  • 進行・再発食道癌に対するsecond-lineとしてのDocetaxel+Nedaplatin併用療法の検討
  • シンコウ サイハツ ショクドウガン ニ タイスル second line ト シテ ノ Docetaxel Nedaplatin ヘイヨウ リョウホウ ノ ケントウ

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抄録

食道扁平上皮癌に対する化学療法を含む前治療後の無効, 再発例に対するsecond-line治療としてのドセタキセル (TXT) /ネダプラチン (CDGP) 併用化学療法を2002年から2004年に13例施行, 評価可能な10例 (男9例, 女1例) を対象とした。年齢の中央値は65歳 (56~70歳), 前治療は切除手術+術後補助化学放射線療法が4例, 切除手術+術後補助化学療法1例, 切除術後再発に対する化学療法3例で, 切除不能例は2例であった。治療回数は1回が8例, 2回が1例, 3回が1例であった。投与はTXT 60 mg/m2, CDGP 80 mg/m2を静脈内投与とし, 3週間以上の休薬期間をおいた。効果はPR2例, SD6例, PD2例でありCRはなかった。PDを除いた8例の本治療開始日からの50%無増悪生存期間は135日 (88~370日) で, 50%生存期間は170日 (88~570日) であった。有害事象は白血球減少が主でGrade 2が1例, 3が2例, 4が5例であった。本併用療法はsecond-lineの化学療法として有用である。

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参考文献 (25)*注記

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