ＭＲミエログラフィーが漏出部位推定に有用であった特発性低髄液圧症候群の１例

• 上野 卓教

  筑波大学臨床医学系神経内科

• 吉澤 利弘

  筑波大学臨床医学系神経内科

• 町野 毅

  筑波大学臨床医学系神経内科

• 庄司 進一

  筑波大学臨床医学系神経内科

書誌事項

タイトル別名

• Spontaneous intracranial hypotesion: demonstration of cerebrospinal fluid leakage by magnetic resonance myelography.
• コンゲツ ノ ショウレイ MR ミエログラフィー ガ ロウシュツ ブイ スイテイ ニ ユウヨウ デ アッタ トクハツセイ テイズイエキアツ ショウコウグン ノ 1レイ

抄録

特発性低髄液圧(Spontaneous intracranial hypotesion: SIH)症候群とは誘因なく髄液圧の低下をきたすことにより起立性頭痛・悪心・嘔吐・めまいなどを呈する症候群である.症例は24歳女性.突然,座位・立位時の嘔気・頭痛が出現した.髄液検査にて圧が0mm水柱であり,ガドリニウム造影脳MRIでは硬膜の肥厚と著明なガドリニウム増強効果,さらに両大脳半球の下垂を認めたため,特発性低髄圧症候群と診断した. MRミエログラフィーにて上部胸椎レベルに髄液と同等の液体貯留を認め,同部位近傍からの髄液漏出が推定された.

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 94 (11), 2382-2384, 2005

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• 特発性低髄液圧症候群
• MRミエログラフィー
• 起立性頭痛

詳細情報

• CRID: 1390001206443959936
• NII論文ID: 10016927277
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.94.2382
• COI: 1:STN:280:DC%2BD2Mnns1elsw%3D%3D
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• ISSN: http://id.crossref.org/issn/00215384
• NDL書誌ID: 7732215
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7732215
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/94/11/94_11_2382/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2006078073
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可