手指対立運動に関するリズム音の影響―機能的ＭＲＩによる小脳の賦活について―

• 来間 弘展

  越谷市立病院　リハビリテーション科

• 渡邉 修

  東京都立保健科学大学　保健科学部

• 池田 由美

  東京都立保健科学大学　保健科学部

• 山内 寿恵

  新宿区立障害者福祉センター　機能訓練室

• 妹尾 淳史

  東京都立保健科学大学　保健科学部

• 菊池 吉晃

  東京都立保健科学大学　保健科学部

• 安保 雅博

  東京慈恵会医科大学　リハビリテーション科

• 米本 恭三

  東京都立保健科学大学　保健科学部

書誌事項

タイトル別名

• The Influence of Paced Sound on Activation of Cerebellum in a Finger Opposition Task: a fMRI Study
• シュシ タイリツ ウンドウ ニ カンスル リズムオン ノ エイキョウ キノウテキ MRI ニ ヨル ショウノウ ノ フカツ ニ ツイテ
• a fMRI Study
• ―機能的MRIによる小脳の賦活について―

抄録

健常人での手指の連続的対立運動における小脳の活動を，機能的MRIにて測定し，聴覚誘導を伴う随意運動時の脳内システムについて検討した。対象は健常成人9名で，課題は1秒間に1回の速度で連続的にタップする運動で，これを自発的に行う課題（自己ペース運動）とメトロノーム音を聞き，タップする課題（聴覚誘導運動）を行った。右手では自己ペース運動において，全例において右小脳の賦活を認め，聴覚誘導運動では9例中7例において賦活が減少し，1例で消失，1例は不変であった。左手では自己ペース運動においては9例中8例に小脳での賦活を認め，聴覚誘導運動において8例中6例において賦活が減少し，1例で消失，1例は増大した。以上の結果は，聴覚誘導により小脳の賦活が減少したことから，小脳のフィードフォワード制御としての機能を支持している。<br>

収録刊行物

• 理学療法科学

  理学療法科学 20 (1), 1-5, 2005

  理学療法科学学会

キーワード

• 小脳
• フィードフォワード
• 手指対立運動

詳細情報

• CRID: 1390282679621075200
• NII論文ID: 130004432329
• NII論文ID: 10016945729
• NII書誌ID: AN10472896
• DOI: 10.1589/rika.20.1
• ISSN: 24342807
• ISSN: 13411667
• NDL書誌ID: 7332727
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7332727
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/20/1/20_1_1/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2005233313
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可