超音波診断装置を用いた側腹筋厚測定の信頼性

  • 金子 秀雄
    専門学校柳川リハビリテーション学院 理学療法学科
  • 佐藤 広徳
    広島工業大学 工学部知的情報システム工学科
  • 丸山 仁司
    国際医療福祉大学 医療保健学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Reliability of Lateral Abdominal Muscles Thickness Measurement Using Ultrasonography
  • チョウオンパ シンダン ソウチ オ モチイタ ソク フッキンアツ ソクテイ ノ シンライセイ

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抄録

本研究の目的は,超音波診断装置を用いて異なる呼吸活動時の側腹筋厚を測定し,その信頼性について検証することである。対象者は健常男性10名とし,側腹筋厚の測定に超音波診断装置を使用した。座位にて安静呼気および吸気終末と最大呼気努力時の3条件で,外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋とその合計である側腹筋の筋厚を測定した。1週間後に再測定を行い,条件間における筋厚の比較と級内相関係数(ICC)を求めた。その結果,安静呼吸では,各筋において呼気および吸気終末間における筋厚に有意差はなく,各筋において高い信頼性(ICC=0.87~0.91)が得られた。しかし最大呼気努力時では,各筋が有意に増大し,内腹斜筋(ICC=0.93),側腹筋(ICC=0.91)に比べ外腹斜筋(ICC=0.48)と腹横筋(ICC=0.66)は十分な信頼性を得ることができなかった。<br>

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参考文献 (18)*注記

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