胃食道逆流症(GERD)の最新の診断と治療  胃食道逆流症の内視鏡的治療

書誌事項

タイトル別名
  • Endoscopic treatment for gastroesophageal reflux disease

この論文をさがす

抄録

胃食道逆流症の内視鏡的治療には現在6種類の方法が発表され,3つのカテゴリーに分類できる.第一のカテゴリーは噴門部に雛壁を形成する方法でEndoCinch法(ELGP法),Full Thickness Plicator法,Endoscopic Suturing Device(ESD)法が,第二のカテゴリーはLES領域の筋層を変性させる方法でStretta法が,第三のカテゴリーはLES領域に異物を挿入する方法でEnteryx法とGatekeeper法がある.治療成績については,症状と酸逆流の改善はほぼすべての方法で認められるが,食道内圧所見まで改善しているのは第三のカテゴリーである.PPI中止率は70%前後の成績が多い.今後は耐久性に関する長期的な観察と,重篤な合併症の防止対策が必要である.<br>

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (32)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ