繰り返し発症した縦隔内膵仮性胞の1例

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タイトル別名
  • A case of recurrent mediastinal pancreatic pseudocyst

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抄録

症例は46歳男性.右側腹部痛と嚥下困難を訴え来院した.縦隔内にlow density areaを認め,絶食と抗菌薬で治療したところ改善した.1回目は確定診断が得られないまま退院となったが,その7カ月後に再発した.精査の結果,慢性膵炎および膵石にともなう縦隔内膵仮性胞と診断した.絶食と抗菌薬投与にて短期間で改善を認め,重症化しやすい縦隔内膵仮性胞としてはまれな経過であった.一時外来にて経過観察としたが,原因の膵石に対して最終的に外科的治療を行った.<br>

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