再発を繰り返した<i>Clostridium difficile</i>関連下痢症の1例-分離菌株のPCRリボタイピングによる検討-

• 加藤 秀章

  豊川市民病院消化器科

• 西 祐二

  豊川市民病院消化器科

• 大山 展

  豊川市民病院消化器科

• 中村 誠

  豊川市民病院消化器科

• 泉田 さゆり

  豊川市民病院臨床検査科

• 橋本 政治

  豊川市民病院臨床検査科

• 加藤 はる

  国立感染症研究所細菌第二部

書誌事項

タイトル別名

• A case of multiple recurrence of <i>Clostridium difficile</i>-associated diarrhea-Analysis of isolates from the patient using PCR ribotyping-

抄録

Clostridium difficile関連下痢症(CDAD)は，その約20%に再発が認められる.2度の再発を来したCDAD患者より分離された菌株をPCRリボタイピング法を用いて検討した.初発時および再発時の糞便からはタイプsmz菌株が検出され，持続感染株による再燃が，再々発時の糞便からはタイプhr菌株が検出され，新たな菌株による感染が，各々の再発の機序として考えられた.CDADの再発は解決すべき重要な問題であり文献的考察を加えて報告する.<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 103 (2), 168-173, 2006

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• クロストリディウム·ディフィシル
• 抗菌薬関連下痢症
• 再発

詳細情報

• CRID: 1390282681376710400
• NII論文ID: 10017559955
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.103.168
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2006097424
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可