進行すい癌に対するＧｅｍｃｉｔａｂｉｎｅ，Ｏｘａｌｉｐｌａｔｉｎ併用療法（ＧｅｍＯｘ）の経験

• 松田 正道

  虎の門病院消化器外科

• 渡邊 五朗

  虎の門病院消化器外科

• 橋本 雅司

  虎の門病院消化器外科

書誌事項

タイトル別名

• Experience of gemcitabine combined with oxaliplatin (GemOx) for matastatic pancreatic adenocarcinoma

抄録

本例は, 手術中に肝転移が判明した進行膵癌症例である. 肝転移巣をマイクロ波で可及的に焼灼した後, 原発巣に20Gyの術中照射を行い, 以後, 新規抗癌剤 (Gemcitabine, Oxaliplatin ; 以下GemOx) を中心とする外来化学療法を施行した. 計10回の投与で (OX総投与量1,000mg), 末梢神経障害の増悪により中止を余儀なくされたが, 重篤な骨髄抑制・肝腎障害・ADLの低下はなく, 外来で継続投与が可能であった. GemOxの効果と副作用を考える上で, 本例が参考になればと願い報告を行った.

収録刊行物

• 膵臓

  膵臓 20 (6), 554-559, 2005

  一般社団法人 日本膵臓学会

キーワード

• 膵癌
• 化学療法

詳細情報

• CRID: 1390001204639656064
• NII論文ID: 10018039559
• NII書誌ID: AN10043798
• DOI: 10.2958/suizo.20.554
• ISSN: 18812805
• ISSN: 09130071
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2006151565
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可